【ArKadia】

 作詞・作曲:聖 明人(Telunascoape)


‐研究録‐
 森林学園『クセロ・ミロ・ペルノ』の校歌。
 表記されている歌詞は合唱版で、斉唱の場合は()内を歌わないバージョンを用いられるのが基本。
 曲のタイトルは、

Ark:箱舟
Kadia:心
Arkadia:理想郷

 『物では満たせない智の充実は、心を救う箱舟で、それは理想郷へと連れて行ってくれるだろう』
 という考えに基づいてつけられたといわれている。
 故にタイトルは『Arkadia』ではなく『ArKadia』と、途中のKが大文字表記になっている。

 セクレションシリーズ2『レポートノーツ』で主題歌として使用。

 一時の充足が救いか絶望かなんて、アナタが決めればいい。



革命の女神讃え 甦れ ArKadia
(謳えよ ArKadia)

白鴉の夢が 無辜な子ら隠し
筆さえ執れずに 民は枯れるだろう

遺す物無く 幾星霜の果てに
(術も智も無い 森の片隅で)
静かに貴女は謳い始めた
(気高く謳い始めた)

“片羽の鳥たちが 繋げた空がある”
痛み分かち門[かど]開いた君へ忠誠を

-書き記せ-
“忘する勿れ 学びの喜びを”
(今こそ 刻み込め)
女神の文字は 遍く沁みるだろう
(消えること無く沁みるだろう)

-銘を為せ-
磔られた歴史を抱く手が
(苦日も 光へと)
記した自由を 共に掲げ行こう
(信じ共に掲げ行こう)

革命の女神讃え 甦れ ArKadia
(謳えよ ArKadia)


文字尽くせども 解するに能わず
敵と 払われ 民は囚われた

手取り合えるは 遥か先の叡智
(夢また夢の 観られぬ夢でも)
それでも 貴女は種蒔き続けた
(嘆かず 種蒔き続けた)

“我が身の痛みなど 較べるべくも無い”
その瞳賭して扉開けた君へ 忠誠を

-歩き出せ-
“疑う勿れ 君の持つ白紙を”
(今こそ 生み出して)
母なる声は 響き渡るだろう
(空を清めて 渡るだろう)

-恐れるな-
業火に枯れた 大地を愛でる手を
(戦禍の傷でさえ)
支えながら 緑芽吹かせよう
(枯れない 緑芽吹かせよう)

救世の光満ちて 繋がり合う Kardia
(溢れ出す Kardia)


描けよ 明日を 営み謳歌して
書を継ぎ 時代を創れ
母の子世の名の下


-書き記せ-
“忘する勿れ 学びの喜びを”
(今こそ 刻み込め)
女神の文字は 遍く沁みるだろう
(消えること無く沁みるだろう)

-銘を為せ-
磔られた歴史を抱く手が
(苦日も 光へと)
記した自由を 共に掲げ行こう
(信じ共に掲げ行こう)

革命の女神讃え 甦れ ArKadia
(謳えよ ArKadia)

命を奏で 彼の地へ
君と目指す場所 ArKadia