ウィアド教概要
本世教(ウィアド教)教団発足当時は、本世教(ホンゼキョウ)と名乗っていたが、信者が増えるにつれ、崇める神の名前を使ったウィアド教と名乗ることが多くなる。教祖(鳳凰、教皇)を中心にした中枢系(大天使)を下に、運営系(天使祭、天使教、天使父など)と、戦闘系(天使将、天使長、天使兵など)にわかれ、その下に未分類の信者(天使)がいる。
予言
狭義では、教祖の持っている本に浮かび上がる、神の言葉。通常は、神の言葉を教祖や解釈班が読解したものを指す。
三行説
本世教の根本的な考え方。知は力、書は命、言は神、の三つの考え。
唯一神ウィアドを掲げながら、ウィアドたる言(書)を理解していくことで、ウィアドに近づく=自身が神となっていくことを活動の根本においている。
言=神。すべての原点。
言は万物を表し、万物に意味を与え、万物を知らす。(それ故に神)
例えば「悲しい」という概念に「悲しい」という言葉を与えることで、その概念を表す。
そして、悲しいという概念に意味(定義)を与えることで、共通の認識ができるようになる。(共通存在となる)
そして、悲しいという概念がはっきりしたことにより、それを知覚していないものに説明(知覚させる)ことができるようになる。
書=言を書き留めたもの。神の一部であり分身。理論的には世の中のすべての書を集めれば神となる。
書を知ることは神をしること。
神を知るとは、己を知り、他を知り、物を知り、世界を知ること、すなわち、神とともに生きること。
知(行)=信者が行うべき、知行のこと。
知ることは、力と成る。知ろうとすることで新たな力を得ることができる。知をわけることで(絶対量的な)力が増える。知を深めることで、書を理解することができる。即ち、神に近づくことができる。
言書
ウィアドの教えを記した書物の総称。信者にとっては言書=神の分身=神、という認識がある。
教祖(教皇)
言書中の言書たるウィアドの書を持っている者。眠りについたウィアドの精神とシンクロ(チャネリング)することで、ウィアドの想いをある程度把握することができる一方、自分に利する方向に解釈をねじ曲げることもしばしば。
ウィアド教の創始者たちの1人であるミーム・ブランケットがその職に就いている。
ウィアド教経典
ウィアド教で使われている教本・教典に書かれている、いわゆるお経(聖書)のようなもの。散文詩的にかかれており、基本的には漢字を音読みする。原典(原本)と意訳書があり、祈りを捧げる(読経するとき)は、原典を用いる。神の教えを説く(説法する)時は、意訳書を用いる。
眠りに付いているウィアド(神)の生い立ちや希望が書かれており、実際には神の教えといよりは日記+依頼書で、誰かに向けて書いたと言うよりは、ブログやツイッターのようなイメージで、誰かが真意に気づいてくれたら嬉しいな、のようなレベル。
実際、教祖たるミームを始め教団の幹部連が自身達に都合のいいように解釈して教えていたりするので、本質的な使われ方はしていない。
が、ウィアド自身も物語=人間たちの世界、が色んな意味でおもしろくなればそれでいいので特に罰を与えるようなことも考えていない。
教典は3部構成になっており、各部以下のようなことが書かれている。
・序本 ウィアドの生い立ち。眠りにつくまで
・破本 眠ってから知った世界のこと
・急本 どうすることにしたか、どうして欲しいか
読経するときは、見出し(〇本第〇 のような)部分も読むのが一般的。
・・・ウィアド教原典・・・
※あえて翻訳(意訳)はのせておりません※
序本 第一 ジョボンダイイチ
昔我想行神 知行世 / ジャクガーソウギョウジン チギョウゼ
今我想行神 知行世 / コンガーソウギョウジン チギョウゼ
本書言及神 言及世 / ホンジョーゲンキュウジン ゲンキュウゼ
天使不誤知 不誤知 / テンジーフゴーチー フゴーギョウー
我言正神世 / ガーゲンセイジンゼー
我願終三行 / ガガンジュウサンギョウー
序本 第二 ジョボンダイニ
先我独広世 / センガードッコウゼ
生捨不自知 / セイジャーフージーチ
我運不眠 不食 不衣 不頼 / ガーウンフーミン フーショク フーイー ブーライ
即成呪神世 / ソクジョウジュジンゼ
次我添狭世 / ジーガーテンキョウゼ
我救黒愛司 / ガーキュウコクビョウジ
我運優眠 優食 優衣 優頼 / ガーウンユーミン ユーショク ユーイー ユーライ
即成愛愛司 / ソクジョウビョウビョウジ
終我学万世 / シュウガーガクバンゼ
我求黒愛司 / ガーキュウコクビョウジ
我与眠運 食運 衣運 頼運 / ガーヨーミンウー ショクウー イーウー ライウー
即成操局世 / ソクジョウソウキョクゼ
我知幸 / ガーチーギョウ
我行幸 / ガーギョウギョウ
我言幸 / ガーゲンギョウ
我想幸 / ガーソウギョウ
我世幸 / ガーゼーギョウ
我願続現幸 / ガガンゾクゲンギョウ
転我不願幸 / テンガーフガンギョウ
序本 第三 ジョボンダイサン
訪多人 / ホウタージン
求幸人 / キュウコウジン
我連知女 / ガーレンチージョ
我連断願 / ガーレンダンガン
襲多人 / シュウタージン
断多人 / ダンタージン
知司死 / チージーシ
慈司死 / ジージーシ
健司死 / ケンジーシ
美司死 / ビージーシ
芸司死 / ゲイジーシ
導司死 / ドウジーシ
従司死 / ジュウジーシ
命司死 / メイジーシ
魔司死 / マージーシ
閃司死 / センジーシ
運司生 但運眠 / ウンジーセイ タンウンミン
愛司生 但愛行 / ビョウジーセイ タンビョウギョウ
即成終幸日 / ソクジョウシュウコウビ
即成始夢日 / ソクジョウシームービ
破本 第一 ハホンダイイチ
我眠時 追愛司 通愛司 観現世 / ガーミンジー ハクビョウジー ツウビョウジー ガンゲンゼー
愛得知 愛得力 愛至始 愛明女 / ビョウトクチー ビョウトクリョク ビョウチーシー ビョウメイニョウ
愛三贈 女三受 / ビョウサンゾウ ビョウサンジュー
即祝消 / ソクショクショウ
即死暮 / ソクシーゴー
即永愛 / ソクエイビョウ
愛女伴生過 我不耐観世 / ビョウニョウバンセイカ ガーフータイガンゼー
二身合交一 / ニーシンゴウコウイツ
二情合交一 / ニージョウゴウコウイツ
二魂合交一 / ニーコンゴウコウイツ
即我深就地 / ソクガーシンシュクチー
即我知真神 / ソクガーチーシンジン
破本 第二 ハホンダイニ
先現不在神 / センゲンフーザイジン
在天使 / ザイテンシー
天言超知世 / テンゲンチョウチーゼー
無量数 無量知 / ムーリョウスウ ムーリョウチー
例一 / レイイチ
神創想 / シンソウソウ
神創世 / シンソウゼ
神創物 / シンソウブツ
神創他 / シンソウタ
神創人 / シンソウジン
例一 / レイイチ
黒内世 / コクナイゼー
死生世 / シーサイゼー
神為世 / シンイーゼー
試知世 / シーチーゼー
語捧世 / ゴーボウゼー
無量数真知 我願知真世 / ムリョウスウジンチー ガガンチージンゼ
無量数真神 我願知真天 / ムリョウスウジンシン ガガンチージンゼ
破本 第三 ハホンダイサン
不触天神考 / フショクテンジンコウ
無限知 / ムゲンチ
無限書 / ムゲンジョ
無限言 / ムゲンゲン
無限行 / ムゲンギョウ
無限本 / ムゲンボン
無限世 / ムゲンゼ
触天人我知 / ショクテンジンガーチ
有限知 / ユウゲンチ
有限書 / ユウゲンジョ
有限言 / ユウゲンゲン
有限行 / ユウゲンギョウ
有限本 / ユウゲンボン
有限世 / ユウゲンゼ
即神範想知 / ソクシンハンソウチ
即神探想知 / ソクシンタンソウチ
因我捧語知 / インガーボウゴーチ
因我成隣知 / インガージョウリンチ
急本 唯一 キュウボン ユイイツ
神捧 / シンボウ
神認 / シンニン
神信 / シンジン
神聞 / シンブン
即要知行言 / ソクヨウチギョウゲン
倒捨悪 / トウジャーア
掲拾善 / ケイシューゼン
万難行 / バンナンギョウ
創造書 / ソウゾウジョ
即捧万心神 / ソクホウバンシンジン
我成不神 / ガージョウブーシン
我想寄神 / ガーソウキーシン
神使不誤 / シンジーフーゴー
知世 / チーゼー
行世 / ギョウゼー
言世 / ゲンゼー
即成出地庭 / ソクジョウシュッチテイ
即成登天庭 / ソクジョウトウテンテイ
即成我添神 / ソクジョウガソウジン